こんにちは、副業ファーマンです。
家庭菜園歴もそこそこ長くなり、今では6畝(うね)・合計約60メートルの畑を管理しています。そんな僕が今年、空中栽培で固定種の黒玉スイカ(シュガーベイビー)に挑戦したんですが――
やらかしました。
空中栽培の黒玉スイカが落下…
黒玉スイカは、黒々とした皮と濃い赤い果肉が魅力の人気品種。
今年は空中に吊るして育てる「空中栽培」にチャレンジし、ネットでしっかり支えていたつもりでした。
これまで何度か小玉スイカの栽培はしていたので自身もありました。
が、ある朝…
畑を見回っていると、スイカが地面に落ちて転がってるではありませんか。
「え? マジで!? なんで今!?」
ケチって百円ショップで売っている三角コーナー用のネットを使ってしまったことが原因です。
どうやら、実の重さにネットが耐えきれず、自然落下してしまったようです。
安物買いの銭失いってことですね。
ひも付きのネットだったのでちょうど良いと思ったのですが、思ったよりもスイカが重くなりすぎてひもがちぎれていました。
あと少しだと思ったのに。
切ってみたらまさかの「真っ白」
傷はないし、見た目も立派。
「もしかして…落ちるくらいだから、熟してたのかも?」と、淡い期待を込めて包丁を入れてみると…
真っ白!!

赤さゼロ。
「これは…瓜?」としか言いようのない色と質感でした。
スイカは追熟しない
実はこれ、栽培経験の浅い方がよくやってしまう落とし穴。
スイカは追熟しません。
落ちたからといって、室内に置いておいても甘くなることはありません。
収穫時点=糖度のピーク。つまり、今回の実は完全に未熟なまま落下したということです。
トマトなどは青いまま置いていても赤く色づいてきたりするので、追熟するかどうかは野菜によるんですね。
種も未熟なので、翌年用に採取することもできず・・・。
でも、捨てるのはもったいない…漬物にしてみた!
とはいえ、大切に育てたスイカ。
見た目も立派だったし、もったいないので漬物にしてみました。
▼作ったのは「浅漬け風」
- 果肉を薄切りにして
- 塩昆布、鷹の爪と一緒にポリ袋へ
- 冷蔵庫で1時間程度漬けるだけ
これが…意外とおいしい!とまではいかず。こういうものだと思えばなんとか食べられるぐらい。
キュウリのようなポリポリ感。ほんのり甘さも残っていて、おかずの副菜にはなりそうです。
今回の反省点:収穫タイミングの見極め方
スイカの収穫はタイミング命。
僕が到達できなかった収穫時の確認ポイントをまとめておきます。
巻きひげの状態を確認する
実の付け根付近にある巻きひげが茶色く枯れていることが熟しているサイン。
果梗(かこう)がコルク化しているか
実とツルのつなぎ目がひび割れてコルク状になっていればOK。
叩いた音が「ボンボン」と低いか
未熟な実は高い音、「ポンポン」と響きます。
熟していれば鈍く低い音になります。
正直なところ、音を聞くだけではわかりませんが。
対策:空中栽培はネット+吊り下げ補強が必須
空中栽培では、実が重くなってくると落下のリスクが急上昇します。
来年からは…
- ネットだけでなく、布やハンモック状のサポートで吊るす
- 落ちる前に熟度チェックを徹底する
- そもそも空中栽培せずに、地面を這わせる
という対策をとろうと思っています。
もっと良いアイデアがあると良いのですが。
まとめ:失敗もまた、家庭菜園の楽しみ
今回の件は正直ショックでしたが、
こういった試行錯誤もまた家庭菜園の醍醐味ですよね。
まだ空中にぶら下がっているスイカたちが残っているのがせめてもの救いです。
次は必ず完熟したスイカを収穫して、家族でかぶりつくぞ…!と、心に誓った副業ファーマンでした。
みなさまも空中栽培は特に気をつけてください。

後日、無事に熟したスイカを収穫することができました。
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