家庭菜園をしていると、誰しもが直面するのが「この野菜、なんか元気ないけど大丈夫?」「病気かな?」「収穫って今でいいの?」というような、細かくて地味に困る疑問たち。
私も例にもれず、毎年野菜を育てては、ネット検索で情報をかき集めていました。しかし最近は、もっぱらChatGPTが頼りになっています。
私のように本業のかたわら農業に勤しむ、忙しい人にはピッタリなツールです。
写真を送って病気をチェック
特に便利なのが「画像で確認してもらえること」。 たとえば、葉っぱが黄色くなってきたキュウリや、元気がないミニトマト。
以前は症状を言語化するのが難しく、検索キーワードに悩んでいました。けれどChatGPTなら、写真をポンと送って「これ何?」と聞くだけで、「肥料不足かも」「水のやりすぎですね」などと、即答してくれます。
それっぽい診断ではあるが、経験則とも合致していて、的確なアドバイスが多いんです。

↑これは元気がなくなったナスの株の画像。画像をchatGPTに送ると、葉のアップを送れという指示が。

↑そして、葉のアップを送ると葉の断面に不規則な穴があることから、テントウムシダマシという害虫の食害の可能性が高いとのこと。
早速、葉や実にテントウムシダマシがついていないかを確認したところ、成虫だけでなく幼虫や卵もびっしり付着していることを発見しました。
収穫時期の見極めにも活躍
私が育てている「島オクラ」や「シュガーベイビー(小玉スイカ)」の収穫時期は、パッと見では分かりにくいです。
特に初めて育てる野菜は全く分からない・・・
「何センチになったら収穫?」「叩いたときの音?」「花が咲いてから何日?」 こういった微妙な疑問も、ChatGPTに相談すれば、明確な目安を提示してくれます。
WEBで検索していた時はWEB上の写真と見比べながらでしたが、ChatGPTに写真を見てもらって判断してもらえば、よりリアルに野菜の状態の解析が可能です。
また、「今年の気温ならもう収穫OKかも」「葉の枯れ具合から判断できます」といった、実際の状況をふまえた柔軟なアドバイスもありがたいんです。
土まみれの手でスマホを操作することになりますので、その点は注意が必要ですが。
地味だけど、確実に効率アップ
育てている野菜の種類も多く、バターナッツかぼちゃ、地這いきゅうり、インディゴブラッズアトミックグレープトマトなど、クセのある固定種ばかり。
その分、情報が少なく、自力で育てるには限界もありました。 でもChatGPTがあれば、品種の特性や注意点を即座に教えてくれるので、育成のミスが激減。
「これは病気?」「肥料のあげ方がまずかった?」「種はどのタイミングで採ればいい?」 これらを24時間いつでも相談できるのは、家庭菜園ガチ勢にとってかなり大きいです。
たまに間違えていることもありますので、すべてを鵜呑みにすることはできませんが、それでもかなり助かっています。
家庭菜園×AIの未来
今はまだ「AIに野菜育ててもらうなんて」と思う人も多いけれど、使ってみると分かります。 ChatGPTはあくまで補助。でもこの補助があるかないかで、成果もストレスも大きく変わると思います。
家庭菜園は「やってみて失敗して覚える」のが基本だけど、ChatGPTの力を借りれば、学びのスピードが加速し、成功体験も増えていきます。
固定種で種を採って販売するなど、副収入を見据えた家庭菜園には、効率と精度が不可欠。 その意味で、ChatGPTはまさに“相棒”。
家庭菜園にAI。ちょっと意外な組み合わせかもしれませんが、これがなかなかどうして、しっくりくるんです。 「野菜と会話」はできません、「野菜について会話」する相手として、ChatGPTは最強。
有料版だと相談し放題なので、ヘビーユーザーにとってはマストですが、まずは無料版で様子をみてみるのもオススメです。
圧倒的に時間の節約につながったのが大きいと思います。
時間はお金と同じく、大事ですもんね。
これは新たな農業の形。
今後も、AIと一緒に畑を耕しながら、暮らしも少しずつ豊かにしていきたいと思います。
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